サンタさんを信じるべき確かな理由

 寒中お見舞い申し上げます。
 なお、喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただいております。本年もよろしくお願いいたします。


 さて、ちょっと前に児童の前で「サンタさんなどいない!」と断言した教師が解雇された話があったのは、皆さんのご記憶に新しいことかと思います。細かい状況までは報道されないので、事の是非みたいな議論はさておき。
「サンタさんを信じてますか?」という質問はたいへん良くできた、そして意地悪な政治的トラップであるように思えてきました。


 ご存じの方も多いとは思いますが、サンタクロース伝説のモデルは聖ニコラウス*1といいまして、れっきとした聖人です。
 ですので意地悪な見方をすれば、「いない」という発言は聖人の存在否定に結びつけることができます。もちろんそんなことでいちいち怒る人もそうそういないとは思いますが、まあ、立場によっては不用意な発言と取られても仕方がないかなぁ。


 日頃、神様やら悪魔やらを扱う仕事をしておりますと、こういう話にはつい敏感になってしまうのでありました。

*1:またはニコラオス