ハンズフリー

 昔、「BREAK-AGE」という漫画がありまして。
 その中で主人公が電話をヘッドセット型の受話器で受けるというシーンがあります。
 当時、実家の電話は未だに「黒電話」だったので僕は子供心に「あーゆーのかっこいいなあ」と素直に憧れたものでありました。


 最近、仕事柄長電話をしつつメールや原稿の確認をしなければならないことが多くなりまして、どうにも受話器を抱えたままでは作業がしづらいことが分かりました。
 むろん外部スピーカとマイクで通話すれば言い訳ですが、夜中や早朝にあんまり大声は出したくありません。携帯電話にハンズフリーという手もありますがそれはそれで電話料金が気になったり。
 そこで色々調べた結果、通常の電話機にヘッドセットを繋ぐ機械(オーディオテクニカ社ATT-TA5)が市販されていると判明しまして、僕は図らずも子供の頃の夢を実現することになったわけです。……結構いいお値段だったので財布は軽くなりましたが、まあ遊び心は満足しました。はい。