食うか食われるか

「妹とたまごやき」という話しがネット界隈で有名なようで。


 僕の身近な体験からすると、一軒の家の台所には一人しか立てないというか、まあ、よほど条件が揃わないと連立政権は成功しませんね。
 一国一城の主なんていう言い方が昔からあるように、「家」というのは「国」とイコールなのです。味付けひとつとっても、それは「いずれの国家が政治の主導を握るか」というせめぎ合いな訳で、昔から犬も食わないような凄惨な争いが繰り広げられて来た訳です。


 正直な感想を言えば、台所の主導権争いから離縁に至るなどよくある話し。話しに出てくる母親の対応も、彼氏とやらに甲斐性がないのも、まあ今の世の中無理からぬことじゃあないですかね。所詮、他人の家(国)の文化的背景など理解のしようもありませんし。そこで冷めるようなら「縁がなかった」というやつでしょうな。
 大丈夫、次がありますよ。


 外野から見ると「この話しを読んでマジ泣きした」という反応の方が僕には信じがたい。
 今のご時世、そうした家同士の軋轢を間近に見てない、軋轢が発生すること自体を実感として持ってない人の方が多いのかもしれませんね。「わたおに*1とかが流行るのもその辺にあるのかなあ。