宗田理

「少年探偵団」を読み終えた頃、親父がひょっこり買ってきたのが宗田理の「ぼくらの七日間戦争」でした。
 続編である「〜天使ゲーム」を読み終えるとちょうど「七日間戦争」の映画をやっておりまして、そのせいでTMネットワークに嵌ったりもしましたがそれはまた別の話。
 とはいえその後の「ぼくらの」シリーズがどうだったかというと実のところ第1作を超えるものではなかったよーな気がします。
 むしろこのひとはシリーズ以外の単発ミステリの方がおもしろかったんじゃないかと。「北斗七星殺人伝説」とか「人牛殺人伝説」とか。もっとも当時小中学生だった僕には大人の恋愛とかさっぱり解らなかった訳で、程なく辻真先から赤川次郎に流れてしまったのでした。合掌。
 まーでも、その後の僕のミステリ好きを決定づけた作家であることに間違いはありません。