新居昭乃

 基本的に僕は歌が上手くて不思議な詞を書く声のきれいなおねーさんが大好きです。そこが重要なんです。


 というわけで今日からしばらくアーティストの話をしようと思うわけですよ。


 新居昭乃の歌との出会いはOVA版「ロードス島戦記」のシングルCDを買ったのがきっかけでした。その時は「新居昭乃って誰じゃい」とあんまり気にとめていなかったのですが。今思えばもったいないことをしたものです。


 僕が微妙にマイナー(そしてある特定の方面には極めてメジャー)な女性歌手の曲を漁り始めたのはとある友人の影響が大なのですが、新居昭乃を再発見したのは彼から渡された彼女のベスト盤がきっかけでした。ラストの曲「WANNA BE AN ANGEL」は歌詞といい曲といい声といい鳥肌モノで即刻ヘビーローテ入りしたものです。


 彼女の書く詞を言い表すならば「遠い遠い異国の物語」という感じでしょうか。英語のみならず時にイタリア語で語られる歌詞は「地図には存在しない国」を想像させます。ヴェールを被った、異国の女性の語り部が語る、どこにもない国の、おそらくはまだ書かれたことのない物語。


 最後に僕のベスト3を。

  • WANNA BE AN ANGEL(空の森)
  • Follow Me(R.G.B)
  • スプートニク(降るプラチナ)


 余談ですが、「スプートニク」は有名なライカ犬の話しで、ちょうどその頃加納朋子の「魔法飛行」を読んでいた僕は不思議な巡り合わせだなあと思ったものです。