ZABADAKもしくは上野洋子

 例によって(中略)きれいなおねーさんが大好きなのですが、TRPGerにとって「天使の歌声」と言えば上野洋子でしょう。
 田中としひさ「おこんないでね」でもネタにされていましたがTRPGerのZABADAK率はかなり高いらしい。


 当時ZABADAKに嵌った人というのは何に嵌っていたかというとやっぱり上野洋子の丸くて白い声だったんじゃないかと思う訳です。木屋響子の声はもうちょっと硬質というか。たとえて言うならば天使と御使いの違い。


 僕が最初にZABADAKを知ったのは、ちょうどフジテレビの深夜番組に嵌っていたダメな時代で、毎夜「Mr.ワトソン」とか「たほいや」とか「文學ト云フ事」とか「テクノマエストロ」とか見てた訳です。そういや「シチリアの龍舌蘭」なんてヨクワカラナイドラマもありましたね。
 でまあ、その中に毎晩ヨクワカラナイイマドキのナウなヤングのダメダメな心境を語っていると思しきポエムを紹介する番組がありまして。そこでZABADAKの「満ち潮の夜」が使われた時があった訳です。


 よくもまあそんなことをいちいち覚えているものです。


 この上野洋子さん、ZABADAKを離れた後というのがまた色々大変でして、VITA NOVAというグループに参加したりマーシュ・マロウというグループに参加したり、どちらもメジャーではなかなかCDが出なくて追いかける方としてはかなり厳しい戦いを迫られた訳です(ちなみにVITA NOVAには木屋響子、マーシュ・マロウには新居昭乃が参加していた時期もありました)。アストゥーリアスの「CIRCLE IN THE FOREST」でバックコーラスを歌ってたりとか「ナーサリー・チャイムス」というマザーグースのアルバムに参加してたりとか「灰羽連盟」のアルバムに参加してたりとか他にも色々やっておられる様子。この辺が僕の精一杯ですね。ふう。


 てなわけで今回のベスト3は「一時期これだけで生きてました」という懐恥ずかしいアルバム「遠い音楽」から。


遠い音楽(遠い音楽)
満ち潮の夜(遠い音楽)
Around The Secret(遠い音楽)